便秘の種類

便秘は2つに分かれます。
うち1つは機能性便秘と呼ばれます。
これは胃や小腸、大腸の機能低下によるものです。
また、環境の変化による一過性のもの、食事や生活の乱れが原因の習慣性便秘があります。

一過性のものは引越しや旅行、就職などの環境の変化によるものなので、慣れれば解消されるでしょう。

しかし、習慣性は違います。

習慣性には弛緩性便秘、痙攣性便秘、直腸性便秘があります。
弛緩性は腸の働きが鈍くなったり、筋力が衰えることが原因で、産後の女性や高齢者に見られます。
痙攣性は自律神経の不調が原因で、ストレスの多い人に見られます。

直腸性は直腸の働きが悪くなることが原因です。
トイレに行く時間がなかったり、朝トイレに行く時間が短かったりと、便意を我慢する人に見られます。
改善のためには乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を意識して摂り、腸内を整えましょう。


もう一つは器質性便秘です。

機能性便秘は食事や生活を改善し、運動やストレスを減らすことで解消に近づきます。

それに対し、器質性便秘は腸に異常が見られ、癌などがある場合に起こります。

こればかりは生活改善では治せません。

先天的な症例としては、巨大性結腸、S状結腸過長症などがあげられます。
後天的なものとして、大腸憩室や直腸がん、結腸がん、クローン病などがあげられ、腸にできた腫瘍や炎症で腸が狭くなることによるものです。

別の例としては、盲腸や帝王切開など、お腹を手術したあとに腸が癒着したり炎症を起こした場合に発症します。

いつもと違う痛みであったり、血便や粘液の混じったものだったり、形が細長い、平といったような場合は病院で検査を受けましょう。



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