食事で便秘を改善したいという方も多いでしょう。
食物繊維を含む食品はやはり有効です。
食物繊維は水分を含むことで便の量を増やし、腸を刺激して排便を促します。
たとえばひじきやのりといった海藻類、しいたけやマッシュルームなどきのこ類、芋や豆などに多く含まれます。
そして三度の食事を時間通りに摂ることも大事です。
特に朝ごはんは摂ることで胃や腸に適度な刺激を与え、排便を促してくれます。
また、朝起きてコップ1杯の冷水を飲むことも、同じく有効です。
おやつを食べる場合は、菓子ではなく、バナナやキウイなどフルーツにすると、より食物繊維を摂取できるでしょう。
また、脂肪分も便秘の方には必要です。
脂肪分は潤滑油となりますので、ダイエットといって控えるのはかえってよくありません。
適当に摂るようにしましょう。
食物繊維は1日20gが適量とされます。
そして1日コップ8杯分の水分を摂るようにしましょう。
便秘になったからと、むやみやたらと下剤や浣腸を使うのは正しくありません。
浣腸は慢性の便秘を改善するための処置で、一時的なものです。
繰り返すと、腸の働きを妨げ、症状を悪化させてしまいます。
また、市販の下剤も作用が違いますので、症状にあわせないと効果が現われません。
では、何から始めればいいのでしょうか。
まずは生活を改善しましょう。
食事や運動量を改善し、日常生活を見直すことで、便秘を解消できる可能性があります。
そうしないと、薬に頼りきったままでは、薬をやめるとすぐに便秘になってしまうことがあるのです。
機能性便秘なら、生活習慣を改善することで回復が見込めるのです。
が、病気が原因の場合もあります。
それゆえ、正しい便秘の知識を取得しましょう。
どちらにしろ、間違ったケアは便秘の悪化を招きます。
酷くなると腸閉塞などを引き起こすこともありますので、注意が必要です。